ポケモンカードを始めたばかりの方は、いざデッキを作ろうと思っても60枚も何を入れたらいいかわからないよね。。しかし、数年間ポケモンカードをやっていたとしても実は同じように悩んでいます。
この記事では、ポケモンカードのデッキ作りを楽しく行えるような情報をたっぷり詰め込みました。持っているノウハウをすべて入れましたので、この記事を見ることで悩みが解消されると幸いです。
記事の紹介を始める前に、、、ポケモンカードをお勧めする理由を私なりに紹介します。ポケモンカードは初心者でも大きな大会で優勝できるカードゲームであり、運の要素も大きく左右しています。現に私も小学生時代に複数の優勝経験があり、トロピカルメガバトル’ 99で優勝した時にもらったカードは700万円を超える価値になっています。
今後もポケモンは続くコンテンツであり、蓄財や出会いも兼ねたポケモンカードの世界へ足を踏み入れてはいかがでしょうか?
目次
ポケモンカードのデッキを作成する時は、好きなポケモンを入れても良いです。但し、好きなポケモンを入れただけでは絶対に勝てません。カード対戦は勝つ可能性があるデッキを組めて初めて楽しると思います。では、デッキ作成の中心となる考え方を解説。
では、よく使われているメインアタッカーのポケモンを紹介 。どのポケモンも必要なエネルギが少なく攻撃力も高くHPも高い。言うことなしのポケモン達ですね。やはり、このようなポケモンはよくメインアタッカーとして多くのプレイヤーが使用されます。
ここで上げているポケモン以外でもメインアタッカーとなり得ますので、自分の持っているカードの中から探してみてみましょう。
名称 | 世代 | 画像 | HP | 必要 エネルギ | ワザの効果 | ダメージ |
ミュウ VMAX | 第1世代 | ![]() | 310 | 無色 エネルギ X2 | 自分のベンチの「フュージョン」のポケモンが持っているワザを1つ選び、このワザとして使う。 | ♾ |
ゲンガー VMAX | 第1世代 | ![]() | 320 | 悪 エネルギ X2 | 相手の場の「ポケモンV・GX」の数×60ダメージ。 | 0 ~ 360 |
レックウザ VMAX | 第3世代 | ![]() | 320 | 炎+雷 エネルギ 各X1 | このポケモンについている炎または雷どちらかの基本エネルギをトラッシュし、その枚数×80ダメージ追加。 | 0 ~ 400 |
アルセウス VSTAR | 第4世代 | ![]() | 280 | 無色 エネルギ X3 | 自分の山札から基本エネルギーを3枚まで選び、自分の「ポケモンV」に好きなようにつける。そして山札を切る | 200 |
パルキア VSTAR | 第4世代 | ![]() | 280 | 水 エネルギ X2 | おたがいのベンチポケモンの数×20ダメージ追加。 | 60 ~ 260 |
はくばバドレックス VMAX | 第8世代 | ![]() | 320 | 水 エネルギ X2 | このポケモンについている水エネルギーを2枚まで選び、トラッシュする。トラッシュした枚数×120ダメージ追加。 | 10 ~ 250 |
こくばバドレックス VMAX | 第8世代 | ![]() | 320 | 無色 エネルギ X3 | 自分の場のポケモンについているエネルギーの数×30ダメージ追加。 | 10 ~ 340 |
では、次にさぶアタッカーのポケモンを紹介。ポケモンカードはメインのポケモンだけではなく、サブアタッカーで攻撃していくことも時には必要になります。例えば、「相手の弱点を突く」や「相手の妨害をする」などが効果的なサブの使い方になります。
Vポケモンでなければ、サイドも一枚しか取られない。これを利用し、Vポケモンが3体倒される前に非Vポケモンを出してバトル場に出して、サイドを取られるのを防ぐのも効果的です。
名称 | 世代 | 画像 | HP | 必要 エネルギ | ワザの効果 | ダメージ |
ガラル ファイヤー | 第一世代 (ガラル) | ![]() | 120 | 悪エネX2 +無色エネ X1 | 相手がすでにとったサイドの枚数×50ダメージ追加。 +α要素:特性が使えれば悪エネを2枚つけることが可能 | 20 ~ 270 |
ガラル サンダーV | 第一世代 (ガラル) | ![]() | 200 | 闘エネX1 +無色エネ X 0~3 | ダメージを与える前に、相手のバトルポケモンについている特殊エネルギーを1個選び、トラッシュする。 | 170 |
メロエッタ | 第5世代 | ![]() | 90 | 超+無色 エネルギ 各X1 | 自分の場のポケモンについている「フュージョンエネルギー」の数×70ダメージ。 | 0 ~ 280 |
ガラル マタドガス | 第一世代 (ガラル) | ![]() | 120 | ー | バトル場にいるかぎり、相手の場のポケモンの特性(「かがくへんかガス」をのぞく)は、すべてなくなる。 | ー |
クワガノンV | 第七世代 | ![]() | 210 | 雷+無色 エネルギ 各X1 | 次の相手の番、相手は手札からグッズを出して使えない。 | 50 |
インテレオン | 第八世代 | ![]() | 150 | ー | 自分の番に1回使える。相手のポケモン1匹に、ダメカンを2個のせる。 | ー |
イベルタル | 第六世代 | ![]() | 120 | ー | 相手の場のポケモンについている特殊エネルギーを3枚まで選び、トラッシュする。 | ー |
強いデッキを作るためには、メインアタッカーやサブアタッカーを助けるカードを入れる必要があります。代表的なのがエネ加速を行えるモココやビーダル、好きなトレーナーズカードを持ってこれるジメレオンがこれらのカードの代表格になります。
ここでは、ポケモンを6例上げてワザの効果を見ていきます。有名なカードばかりなので、参考にしてください。
名前 | 世代 | 画像 | HP | 必要 エネルギ | ワザの効果 | ダメージ |
モココ | 第二世代 | ![]() | 90 | ー | 自分の番に1回使える。自分のトラッシュからエネルギーを1枚選び、ベンチポケモンにつける。 | ー |
ジメレオン | 第八世代 | ![]() | 90 | ー | このカードを手札から出して進化させたとき、1回使える。自分の山札からトレーナーズを1枚選び、手札に加える。 | ー |
モスノウ | 第八世代 | ![]() | 90 | ー | 自分の番に何回でも使える。自分の手札からエネルギーを1枚選び、ベンチのポケモンにつける。 | ー |
クロバットV | 第二世代 | ![]() | 180 | ー | このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。自分の手札が6枚になるように、山札を引く。 | ー |
ネオラントV | 第四世代 | ![]() | 170 | ー | このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。自分の山札からサポートを1枚選び、手札に加える。 | ー |
ビーダル | 第四世代 | ![]() | 120 | ー | 自分の番に1回使える。自分の手札が5枚になるように、山札を引く。 | ー |
次に防御型のカードを紹介します。ベンチにいるだけでバトルポケモンの補助をできるカードはまだまだたくさんありますが、あまり強力なカードはないため、デッキには1枚程度の保険として入れいていることが多いです。
但し、この補助ポケモンのおかげでバトルに勝つことができることもあるため、デッキに入れるカードは慎重に選んでいこう。
名前 | 世代 | 画像 | HP | 必要 エネルギ | ワザの効果 | ダメージ |
ドータクン | 第四世代 | ![]() | 110 | ー | 自分の番に何回でも使える。自分の場のポケモンについているエネルギーを1個選び、自分の別のポケモンにつけ替える。 | ー |
ノコッチ | 第二世代 | ![]() | 60 | ー | このポケモンがいるかぎり、おたがいの場のポケモン全員の弱点は、すべてなくなる。 | ー |
マナフィ | 第四世代 | ![]() | 70 | ー | このポケモンがいるかぎり、自分のベンチポケモン全員は、相手のワザのダメージを受けない。 | ー |
コロトック | 第四世代 | ![]() | 90 | ー | このポケモンがいるかぎり、自分の場のポケモン(「コロトック」をのぞく)全員の最大HPは、それぞれ「40」大きくなる。 | ー |
エーフィ VMAX | 第二世代 | ![]() | 310 | ー | このポケモンがいるかぎり、エネルギーがついている自分のポケモン全員は、相手のポケモンが使うワザの効果を受けない。 | ー |
シャンデラ | 第五世代 | ![]() | 140 | ー | このポケモンがいるかぎり、エネルギーがついている自分のポケモン全員の弱点は、すべてなくなる。 | ー |
トレーナーズカードは「グッズ」・「サポート」・「スタジアム」の3つに大きく分かれている。「グッズ」は自分のターンに何枚でも使用可・「サポート」は自分のターンに1回、「スタジアム」はバトル場に一枚しか出せない等のルールがある。
トレーナーズカードはバトルの勝敗に直結する重要なカードであり、これらのカードを何枚入れるかがデッキの作り方でオリジナリティが出るのでしっかり考えてデッキに入れよう。
名前 | 効果 | 画像 | 類似カード ② | 類似カード ③ | 類似カード ④ |
ハイパーボール | このカードは、自分の手札を2枚トラッシュしなければ使えない。 自分の山札からポケモンを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
博士の研究 | 自分の手札をすべてトラッシュし、山札を7枚引く。 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
セキ | このカードは、自分の手札から鋼エネルギーを2枚トラッシュしなければ使えない。 自分の山札から好きなカードを2枚まで選び、手札に加える。そして山札を切る。 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
ナタネの活気 | 自分の山札を2枚引く。その後、自分の手札からエネルギーを2枚まで選び、ベンチポケモン1匹につける。 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
ザクロ | この番、自分の闘ポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは「+30」される。 | ![]() | ![]() | ー | ー |
ツツジ | 相手のサイドの残り枚数が3枚以下のときにしか使えない。たがいのプレイヤーは、それぞれ手札をすべて山札にもどして切る。自分は6枚、相手は2枚、山札を引く。 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
こだわり ベルト | ポケモン1匹につき1枚だけつけられ、つけたままにする。このカードをつけているポケモンが使うワザの、相手のバトル場の「ポケモンV」へのダメージは「+30」される。 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メタルソーサー | 自分のトラッシュから鋼エネルギーを1枚選び、ベンチの鋼ポケモンにつける。 | ![]() | ![]() | ![]() | ー |
頂への雪道 | おたがいの場の「ルールを持つポケモン」の特性は、すべてなくなる。 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
エネルギーは10~15枚程度入れるのが一般的です。エネルギーには基本エネルギーと特殊エネルギーの2種類に分かれており、特殊カードを何枚入れるのかも重要なポイントになってくる。
但し、特殊カードがついているとダメージを受けなくなるジェラルドンVMAX等のカードも存在しているため、特殊カードばかり入れるのは良くないです。
よく使用されている特殊エネルギは以下8つですので一度使ってみてはいかがでしょうか?
特殊エネルギ効果 | 画像 | 特殊エネルギ効果 | 画像 |
このカードは、ポケモンについているかぎり、エネルギー2個ぶんとしてはたらく。このカードをつけているポケモンが使うワザの、相手のポケモンへのダメージは「-20」される。 | ![]() | このカードは「れんげき」のポケモンにしかつけられず、「れんげき」のポケモン以外についているなら、トラッシュする。このカードは、ポケモンについているかぎり、水闘の2つのエネルギー2個ぶんとしてはたらく。 | ![]() |
このカードは、ポケモンについているかぎり、エネルギー1個ぶんとしてはたらく。このカードを手札からポケモンにつけたとき、自分の山札からたねポケモンを1枚選び、ベンチに出す。そして山札を切る。 | ![]() | このカードは、ポケモンについているかぎり、エネルギー1個ぶんとしてはたらく。このカードをつけているポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは「 20」される。 | ![]() |
このカードは、フュージョンポケモンにかぎり、すべてのタイプのエネルギー1個ぶんとして、さらにこのカードをつけているポケモンは、相手のポケモンから特性の効果を受けない。 | ![]() | このカードは、いちげきポケモンについているかぎり、闘悪の2つのタイプのエネルギー1個ぶんとして、このカードをつけているポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは「+20」される。 | ![]() |
このカードは、雷ポケモンについているかぎり、雷エネルギー1個ぶんとしてはたらく。このカードを手札からポケモンにつけたとき、自分の山札を2枚引く。 | ![]() | このカードは、炎ポケモンについているかぎり、炎エネルギー1個ぶんとしてはたらく。このカードをつけているポケモンの最大HPは「20」大きくなる。 | ![]() |
ここまで見ていただきありがとうございました。
準備編で紹介しているカードは有名なカードであり、目新しいものはなかったかもしれませんが、改めて強いカードが主流になっていることがわかります。
いよいよデッキの作り方の実践編に移りますが、強いカードを入れるだけでは勝つことができないのがポケモンカードの特徴です。運の要素が大きく入ってきますので、運を手繰り寄せるデッキの作り方を次に紹介していきます。
まずは、ポケモンカードは同じカードを4枚までしか入れることができないルールになっています。
では、ここで問題です。4枚同じカードを入れていた場合、最初のターン(8枚引いたとき)で4枚入れているカードが1枚以上くる確率はいくらでしょうか?。。。以下にカード残数と指定されたカードが手元にくる確率をグラフにしています。

計算式は省略しますが、なんと同じカードを4枚入れた場合44%の確率で手元にきます。(1枚の場合は13%になります。) これは多いのか。。。10回カードバトルをした場合、4,5回がそのカードが最初から手元にある確率です。その後は、一枚あたり10%弱の確率で指定されたカードを引く可能性があります。
正直5割弱の確率はギャンブルに近いため、8割以上に持っていく必要があると考えています。
さらに、この計算は、指定カード一枚が手元にくる確率です。ポケモンカードバトルは「指定したいカードが複数枚ある」+「バトル展開によってほしいカードが変わっていく」ので、やりたいことができる確率はかなり低くなります。
これが、デッキの作り方で一番難しいところであり、自分のデッキが上手く回らないのは何故?となる原因になります。
最後のブロックでこの解決策を説明します。では次の議題に行ってみましょう。
ポケモンカードは約10ターン以内でほとんどの勝負がついてしまいます。普通にカードを1枚ずつ引くだけだと、17枚のカードしか引くことができません。
流石にこうならないように、博士の研究などの手札を増やすor入れ替えるカードをデッキに入れる必要がありますが、このカードも出ない可能性があります。
手札が悪すぎて何もできなった。。。の確率はかなり低くしておいたほうが悲しみは深くならないです。しかし、もう一つの敗因となってしまう大きい原因は、相手の攻撃スピードが早いためポケモンが育つ前に終わってしまうことです。
では、以下の攻撃をするには最速で何ターンかかるか計算してみよう。手札はどのような状態でシミュレーションしてもいいです。

答えは、後攻であれば1ターンでこの攻撃ができます。
以下のような手札の場合は、クイックボールでヒスイおおニューラを控えにおき、基本エネ1枚とグッズのダークバッチで合計2枚のエネルギーをつける。その後、ポケモン入れ替えでキャタピーとヒスイおおニューラを入れ替えて、キャタピーは「てきおうしんか」で一気にバタフリーに進化。進化することで「どく」/「やけど」/「ねむり」状態になるため、1ターン目から240ダメージを出せる計算です。*トレーナーカードを使うやり方などもありますが例題なので適当です。

デッキの作り際に必要な考え方は、以下に早く理想の攻撃パターンに持っていくかを何パターンも用意しておきことが重要になります。それを実現するための補助カードを多く入れることでバトルで勝つ確率も上がってくるでしょう。相手がミュウやパルキアデッキなら2,3ターン目で200ダメージ以上のワザを出してくるので、それに対抗するスピードが必要になります。
ぜひ、デッキが手に馴染むまで攻撃パターンのバリエーションを増やしていきましょう。また、それができるカードをデッキに入れていきましょう。
もう一度、カード残数と確率のグラフを見ていきます。カード残数が30枚付近から指定のカードを引く確率が上がっていくのがわかると思います。当たり前ですが、カード枚数がすくなればなるほどデッキに残っているカードが出る可能性が高くなります。

しかし、この30枚以下になるまでにデッキ内に残しておきたいカードが残っていないと意味がないです。つまり、サポートやグッズ、エネルギーを残しておくのがいいでしょう。
立ち回り方は、5,6ターン目くらいで山札が30枚以下になっている状態が望ましいです。これは、[最初に8枚]+[博士の研究で7枚]+[ボールカードでポケモンを手札に3枚]+[毎ターンカードを引いて5枚]+[山札からカードを引くことができるカード7枚] = 30枚
このような構成でバトルを展開していけば、中盤から後半は山札の枚数が30枚以下になり運を呼ぶことができる確率があがります。
積極的に山札からカードを減らしていくことを意識したデッキ作りをしていきましょう。
メインアタッカーを[ヒスイオオニューラ]にサブアタッカーを[ガラルファイヤー]と[ダークライVSTAR]に持ってきました。完全にミュウVMAXを意識した悪タイプデッキになります。
ではポイントを以下で解説します。

このデッキが強いかは検証が必要ですが、ヒスイオオニューラとバタフリーのコンボは高確率で出すことができます。ミュウデッキに強い悪ポケモン対策はできているがパルキアデッキのスピードに対応できるかは、、難しいが勝率3割以上は勝ち切ることができるでしょう。
このようにコンセプトを決めた上でデッキ作りを行うと、楽しく強いデッキを作ることができます。ぜひデッキ作りの参考にしてみてください。
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
記事内容に対するコメント等ありましたら、書き込みの方よろしくお願いします。